基礎法学9

裁判官が合議制により裁判を行う場合には、最高裁判所の裁判を除いて、裁判官の意見が一致しないときであっても、少数意見を付すことはできない。(平成23年出題)

↓↓↓↓↓解答は画面を下へスクロール↓↓↓↓↓

行政書士講座
 

【解答】YES

 

まず、設問の内容についての最高裁判所に対する規定を確認しましょう。裁判所法11条の規定です。

裁判所法11条
裁判書には、各裁判官の意見を表示しなければならない。

つまり、少数意見がある場合には、各裁判官の意見を表示しなければなりません。

 

次に、設問の内容についての最高裁判所を除く下級裁判所に対する規定を確認します。裁判所法75条の2 後段です。

裁判所法75条の2
2 評議は、裁判長が、これを開き、且つこれを整理する。その評議の経過並びに各裁判官の意見及びその多少の数については、この法律に特別の定がない限り、秘密を守らなければならない。

下級裁判所については、各裁判官の意見や多少の数について、特別の定めがあるほかは、秘密を保持することが要求されています。つまり、裁判官の意見が一致しないときであっても、少数意見を付すことはできないことになります。

 

そこで、設問で最高裁判所を除いて、少数意見を付すことはできない――としていることは正しいと言えます。

ページ上部へ戻る