債権(使用貸借契約)1

使用貸借においては、借用物の通常の必要費については借主の負担となるのに対し、有益費については貸主の負担となり、その償還の時期は使用貸借の終了時であり、貸主の請求により裁判所は相当の期限を許与することはできない。(平成24年出題)

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使用貸借契約についてのアウトラインは第83回「消費貸借契約と使用貸借契約」で解説しています。














 

【解答】NO

 

使用貸借契約における借用物の費用の負担については、民法595条に規定されています。

 

民法595条

1 借主は、借用物の通常の必要費を負担する。

2 第583条第2項の規定は、前項の通常の必要費以外の費用について準用する。

 

つまり、有益費については、民法583条2項【買戻しの実行】の規定が準用されることが、分かります。

そこで、民法583条2項を見てみましょう。

 

民法583条2項

買主又は転得者が不動産について費用を支出したときは、売主は、第196条の規定に従い、その償還をしなければならない。ただし、有益費については、裁判所は、売主の請求により、その償還について相当の期限を許与することができる。

 

583条2項の規定から、貸主の請求により、その償還について裁判所は相当の期限を許与することができる――ということになります。

 

したがって、設問の必要費に関する前半部分の記述は正しいですが、後半の有益費についての記述は間違っていることが分かります。

 

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使用貸借契約についてのアウトラインは、第83回「消費貸借契約と使用貸借契約」で解説しています。

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