行政救済法(国家賠償)2

判例によれば、営造物の利用により利用者に損害が発生したとしても、それが営造物の設置・管理者の予測し得ない事由による場合には、国家賠償法2条1項の責任が認められない。(平成24年出題)
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【解答】YES

 

まず、国家賠償法2条1項を確認しましょう。

 

国家賠償法2条1項

 

道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずる。

 

設問は、条文の設置または管理の瑕疵の範囲を問うものです。

 

ガードレールに腰かけていた子供が、誤って後ろの崖に転落して大怪我を負った事件に対する判例【最判昭53.7.4】では、営造物の設置または管理の瑕疵を、当該営造物の構造、用法、場所的環境および利用状況等諸般の事情を総合考慮して具体的個別的に判断すべきもの――としたうえで、通常の用法に即しない行動の結果生じた事故につき、その設置管理者としての責任を負うべき理由はない――としています。

 

つまり、設問の「営造物の設置、管理者の予測しえない事由による場合には、国家賠償法2条1項の責任が認められないことがある」と同じ内容と言えます。

 

そこで、解答はYESです。

 

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第138回「国家賠償制度」を参照してください。

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