統治(財政)1

内閣は、災害救助等緊急の必要があるときは、当該年度の予算や国会が議決した予備費によることなく、閣議の決定により財政上必要な支出をすることができる。(平成24年出題)
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【解答】NO

まず、国費を支出する場合についての憲法の規定を見てみましょう。憲法85条です。

 

憲法85条

国費を支出し、又は国が債務を負担するには、国会の議決に基くことを必要とする。

つまり、憲法85条では、国費の支出や債務の負担をする場合は、いかなる時も閣議の決定では支出ができないこと――を意味していますね。そこで、設問はNOとなります。

 

しかし、災害救助等緊急の場合には、国会の議決を待っていたのでは、間に合いませんね。このような予見し難い予算の不足に充てるために、国会の議決に基づいて、あらかじめ設けられているのが予備費です。

 

これに関する憲法87条の規定を確認しましょう。

 

憲法87条

 

1 予見し難い予算の不足に充てるため、国会の議決に基いて予備費を設け、内閣の責任でこれを支出することができる。

2 すべて予備費の支出については、内閣は、事後に国会の承諾を得なければならない。

 

なお、正確には、災害救助等緊急の必要があるときの経費の支出は、昭和29年4月16日閣議決定により、予備費で対応することになっています。

 

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第44回「憲法に財政の規定ってあるの?」を参照にしてください。

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