親族法(成年後見制度)1

成年後見人は、正当な事由があるときは、成年被後見人の許諾を得て、その任務を辞することができるが、正当な事由がないときでも、家庭裁判所の許可を得て、その任務を辞することができる。(平成24年出題)
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【解答】NO

問題文の、「成年被後見人の許諾を得て」や「正当な事由がないとき」の記述は間違っています。


成年後見人が任務を辞することに関する規定は、民法844条です。

 

民法844条

後見人は、正当な事由があるときは、家庭裁判所の許可を得て、その任務を辞することができる。

民法の規定では、正当な理由があって、なおかつ、家庭裁判所の許可があった場合のみ、後見人の任務を辞することを認めています。したがって、問題文の、「成年被後見人の許諾を得て」や「正当な事由がないとき」の記述は間違っています。

 

では、正当な事由とはどのような事由でしょうなのでしょう?

 

正当な事由とは、例えば次のような事由のことです。

 

1.成年後見人として事務を遂行できないほどの遠隔地への住居の移転の場合

2.成年後見人が老齢、疾病、身体障害などで、後見事務に支障が生じる場合

3.本人またはその親族との不和の場合

4.成年後見人等の職務が長期間になった場合

5.成年被後見人(被保佐人、被補助人)が多数いるなど、負担過重の場合

 

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第97回「後見制度はどういう制度か」を参照してください。

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