基礎法学1

最高裁判所が、法令の解釈適用に関して、自らの過去の判例を変更する際には、大法廷を開く必要がある。(平成24年出題)

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【解答】YES

 

設問の内容については、裁判所法10条に規定されています。

 

裁判所法10条(大法廷及び小法廷の審判)

 

事件を大法廷又は小法廷のいずれで取り扱うかについては、最高裁判所の定めるところによる。但し、左の場合においては、小法廷では裁判をすることができない。

1.当事者の主張に基いて、法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを判断するとき。(意見が前に大法廷でした、その法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するとの裁判と同じであるときを除く。)

2.前号の場合を除いて、法律、命令、規則又は処分が憲法に適合しないと認めるとき。

3.憲法その他の法令の解釈適用について、意見が前に最高裁判所のした裁判に反するとき。

 

設問の内容は、10条の3号に当たりますね。

 

 なお、現行制度では、最高裁判所の判例の変更には慎重な手続きを設けて、容易に変更できないようになっています。そして、これに反する下級審の裁判があったときには法令解釈の違背があるとして取り消すことができる――ともしています。

 

これは、法令の安定的な解釈と法令解釈の統一を図ることによって、法の公平性を維持するためであり、最高裁判所の判例には後の裁判所の判断に対し拘束力があるものと解釈されています。

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